レンタルスペース
レンタルスペースで研修の成果を最大化
研修にはさまざまなものがあります。すぐに思いつくのは新入社員の研修ですが、そのほかにも「社内の別部署に異動するための研修」や「管理職昇進のための研修」といったものもあります。テーマ・内容もさまざまで、ビジネスマナーやビジネス戦術はもちろん、最近は「セクハラ・パワハラの防止」や「危機管理体制のとり方」といったテーマも必須になってきました。
また、社内でおこなうとも限りません。たとえば「管理職研修」のプログラムを自社内で持たない企業はたくさんあります。というよりも、そういうプログラムを持っている企業の方がすくないでしょう。
そのため、管理職研修プログラムのトータルパッケージを作り、広くいろいろな会社から管理職候補の人たちを集めて研修をおこなう専門的なビジネスモデルもあります。
つまり、研修もアウトソーシングできる時代になっているのです。
一般企業は研修室整理の方向
会社の事業規模が小さいうちは従業員数もすくなく、研修をおこなうにも社内のスペースで十分ということもあります。しかし近年は、研修室を整理して実務スペースに転換していく動きが広がっています。上記の「研修のアウトソーシング」と「卵とひよこ」の関係なのですが、「使用頻度の低い研修専用スペースはもったいないので実務スペースに転換する」ことと「社外で貸し会議室を利用しておこなった方が安上がり」であることが重なって、研修にレンタルスペースを使うことが多くなっています。
コスト面以外にも、研修にレンタルスペースを利用するメリットは数々あります。
交通至便の一等地で集まりやすく
どちらかというと自分から進んで受けに行こうとするものである「セミナー」とは異なり、「研修」は「義務づけられて」受けるものと言えるでしょう。
そのような心理的側面を考えると、研修会場はできるだけ行きやすいところが望ましいです。その点、レンタルスペースや貸し会議室はたいてい主要ターミナル駅のすぐそばに立地していますので、アクセスが容易です。
多くの会社から人を集めて研修をおこなうビジネスの場合も、当然、人を集めやすい交通至便の地に展開した方が高収益をおさめることができます。
一等地・ラグジュアリーな空間で研修をおこなう意味
研修をおこなう「場所」や「空間」が、心理的な面から成果・効果を左右するところもあります。
まず場所柄でいえば、東京大手町や八重洲といったビジネスの中心地、新宿や渋谷のようにエネルギッシュなビジネス街など、いかにも土地が高そうなロケーションで研修をおこないますと、新入社員は「ちゃんと稼いでいる立派な会社に入った」と感じて士気が高まり、研修への意欲も増すでしょう。
研修会場の建物の規模やデザイン、そして研修会場の内装や調度品のグレードが高く、スタイリッシュでラグジュアリーな雰囲気をかもすものであったならば、このことも士気を高め意欲を向上させる効果を持ちます。
国際シンポジウムでも開けそうな高級感のただよう施設を自社で維持するのは困難です。しかしレンタルスペースであれば時間貸しや期間貸しで利用できるのです。研修にレンタルスペースを利用すべき大きな理由のひとつがここにあります。
必要に応じてスペースを自在に選べる
研修は、人数、内容、時間などによりさまざまなスタイルをとります。
さほど長時間にもならず、人数も少ないなら、ふつうのオフィステナント程度の広さがあれば十分でしょう。低コストでおこなうことができます。
人数が多く、全体研修と部署ごとの分科会研修を分けておこなう必要がある場合なら、それぞれのために大ホールと小部屋を分けて利用することもできますし、ひとつの大きな部屋の中にテーブルの「島」を部署ごとに作って、全体会と分科会を一連でおこなう形もできます。
自社屋内のスペースだと、部屋が限られているため人数や形式の変化に対応しにくくなります。その点、レンタルスペースであれば、目的、人数、形式に合わせてフレキシブルに利用できるスペースが見つかります。
レイアウトも自在
室内のデスクとチェアーの配置、レイアウトも研修の内容、人数、形式によってさまざまに変わります。
もっとも一般的なのは、部屋の一方にホワイトボードやプロジェクター、スクリーンを背にした演壇があり、3人掛けくらいの長テーブルとチェアーを演壇に向けてずらっと並べる形式でしょう。「スクール型」と呼ばれます。比較的スペース効率が良く、多人数を収容できます。
出席者がランダムに発言し、意見を交わすような場面もある研修なら、「ロの字型」、「コの字型」も検討の価値ありです。スクール型だと後方の出席者が発言する際、前の方の人はうしろを振り返らなければなりませんが、ロの字型、コの字型であれば、たがいの顔が見えやすくなります。ただ、ロの字型、コの字型はスペース効率が悪くなり、収容人数を増やしたいときは部屋そのものを大きくする必要があります。
「スクール型」から3人掛け長テーブルを省略した形を「シアター型」といいます。スペース効率はもっとも良くなります。この形で、長テーブルを外した代わりに「サイドテーブル」という、引き出して平らに展開できるミニテーブルをそなえたチェアーを使うという方法もあります。こうしますと、基本はシアター型で講義を受けてもらい、必要に応じて4~5人で車座になったり、2人ペアで相対する形になったりすることで多彩なセッションに対応できます。
こうしたフレキシブルなレイアウトが選べる点も、レンタルスペースのメリットです。
できることの制約がすくない
時間単位で借りることができるスペースには、自治体・公共団体が運営しているものもあり、民間のレンタルスペース業者よりも安く済むことも多いようです。
ただ、そうした公営のスペースだと「アルコールを提供する」、「楽器などで大きな音を出す」、「入場料や参加費をとる」、「商用目的である」といったイベントには貸し出さないケースがかなりあります。
民間のレンタルスペースであれば、そうした制約はぐっと減ります。もちろん中には、建物自体の遮音性が低いなどの事情から近隣環境に配慮して条件を厳しくしているところもあることはあります。しかし、その同じ業者でも別のところで条件の厳しくないスペースを提供できますので、そこは相談すれば問題ありません。
つまり、レンタルスペースであればやりたい研修をやりたいようにできるのです。
研修内容を記録することもできる
研修内容のうち、定型的な部分を録画・録音しておき、次年度以降も使い回していくことができれば、いっそうのコスト削減につながります。
このようなことは以前から広くおこなわれています。
たとえば運転免許の更新に警察署に行きますと、一連の手続きのあとレクチャーがあって更新免許証を受け取るのですが、そのレクチャーでは交通事故の悲惨さを訴え、安全運転意識を高める15分ほどのヴィデオを見る形です。これが一例です。
一般企業における研修も、定型化、ルーティン化できる部分があればしてしまう方が効率良く低コストにもなるでしょう。
そのためには録画・録音の機器が必要になります。これに関しても、レンタルスペースではハイクオリティの機器を利用することができます。高度な機器の複雑な操作は、貸し会議室業者側のスタッフがやってくれます。
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